地震への対策




北陸は、今日も大寒波に襲われすごい雪となっています。
雪かきに追われる日々ですね・・・。不用な外出は控えた方が良さそうです。


さて、住宅をこれから建てられる方にとって地震をはじめとする揺れへの対策はとても重要なポイントになっていると思います。
特に東日本大震災以降、その傾向はさらに強まっているのではないでしょうか。

対策は主に3つに分類されます。
それぞれ揺れに対するアプローチは全く別物となります。


 

制震 ・・・地震の揺れを吸収する

<建物内にダンパーと呼ばれる振動軽減装置を設置し、地震のエネルギーを吸収。建物に粘りをもたせて振動を抑える>

耐震 ・・・地震の揺れに耐える

<壁や柱を強化したり、補強材を入れることで建物自体を堅くして振動に対抗する>

免震 ・・・地震の揺れを受け流す

<建物と地面の間に免震装置を設置。建物を地面から絶縁して、振動を伝えない>

 


それぞれにメリット・デメリット(予算や、その対策に向いている建物の構造など)はありますが、
現在、新築工事中のH邸では制震に高い効果があるダンパーを取り入れました。

 



「特殊粘弾性ゴム」をダンパーに入れ伸び縮みさせることで、地震エネルギーを熱エネルギーに変換、吸収する仕組みとなっています。




・地震による建物の変形を抑えることができる
・繰り返しの揺れにも強い
・風揺れ対策などにも効果がある
・地面の揺れがおさまった後も建物が揺れ続けるのを早く抑えるのに効果がある(長周期地震動の揺れに効果的)


などの特徴を持っています。



地震多発国の日本に住む以上は、地震への対策は欠かせないものですよね。


最低限の耐震能力を持っている耐震基準をクリアするだけでなく、
+αの対策を施すことが今後更に求められていくのではないかと思います。

 




 

2018年02月06日